対象読者

統計学初心者、資格試験にチャレンジしてみたい方

統計検定とは?

「統計検定」とは、統計に関する知識や活用力を評価する日本統計学会公式認定の試験です。 難易度は4級から1級まであり、今回はそのなかでも基礎統計を範囲としている2級について紹介していきます。

統計検定2級を受けるメリット

統計検定2級を受験することは、統計学の基礎をきちんと身に着けたいと思っているかたにとてもおすすめです。2級の範囲は大学基礎課程となっており、確率モデルから推定と検定、回帰分析など、基礎統計を理解できていることが求められます。そのため、統計検定2級取得を目指して勉強することは統計の基礎を理解するためのとてもよい指標になるかと思います。

また、統計検定は4級から2級まではCBT形式で受験することができるため、統計を学んでいる学生はもちろん、時間がない社会人の方などでも無理なく受験することができます。

統計検定2級におすすめの勉強法

統計検定は統計の基礎力をはかる検定なので特別難しい勉強をする必要はありません。基本統計学がきちんと網羅されている本を一冊を理解して、過去問演習をすれば問題ないと思います。証明問題や式変形の問題も出題されるので、解法を丸暗記するのはおすすめできません。私は有斐閣から出版されている「基本統計学」と「統計検定2級公式問題集」を解きました。

ただ、基本統計の本には載っていない分野の問題が出題されることも時々あります。例えば私が受験した際にはローレンツ曲線に関する問題や、サンプリングの手法に関する問題が出題されましたが、それらは私が勉強する際に読んだ本には載っていませんでした。
しかし、そのような問題は基本的に過去に出題されたことがあるものばかりなので、過去問演習をしながら覚えていけばいいと思います。(特にサンプリングの手法に関する問題は頻出です!)

最後に

いかがでしたでしょうか。統計検定を受けてみたいと思っているかたの助けに少しでもなればうれしいです。最後までお読みいただきありがとうございました。